偏頭痛のはなし

私の永遠のお友達。偏頭痛(片頭痛)のお話をしましょう。
わたし個人の感想です。
症状はいろいろ。合う薬もいろいろ。重大な頭部疾患の場合もあります。
月に何度も頭痛がある人はとにかく一度、内科でもいいので(医師の知識にばらつきがありますが)受診することをおすすめします。
私の偏頭痛のはなし
目次
片頭痛って?
頭痛の前に視界にチカチカした光が見えるなどの「前兆」は、一部の人にしかみられませんが、「予兆」はたいていの方に現れます。片頭痛の予兆としては、「肩こり」や「生あくび」、「空腹感」などが代表です。
片頭痛が起こる前に肩こりがひどくなってきて、首から後頭部に向かって肩こりがグーッと上がってくるように感じることがあります。
日新会病院 頭痛外来ページより引用
こちらのサイトには片頭痛チェックリストもありますので、是非参考になれてください。
受診の際には、ページ一番下の項目を書き出していくとスムーズです。
わたしの実感として、摂取水分量に対して、尿が少なくなり、頭や顔に浮腫みを感じたり、コリを感じ、肩から首にかけて吐き気を催すようなコリがのぼってきます。
チカチカした光がみえるという眩輝暗点はないです。が、ひどいときは、蛍光灯を眩しく感じたりすることはあります。電気を消して、横になって安静にしたい、ねむい、空腹感などはすごいあります。しんどくてイライラもしますね。
締め付ける感じ、目と鼻の奥が痛い感じ、頭が張ってる感じ、階段のぼったりするとズッキンズッキン脈打つ痛み、痛みの種類はいろいろミックスです。
頭痛が起きるのは、生理前、気圧が激しくあがったり下がったりするとき(下にオススメアプリをのせてます)、忙しさがや緊張感が抜けてリラックスしたとき、スーパー銭湯などにいったとき、楽しく遊んでいるとき、などなど。
ちなみに銭湯やお風呂で発生した場合は、頭を水シャワーにつっこむと収まります。おためしあれ。
遍歴
頭痛とは20年以上にわたるおつきあいです。
思い返せば小学校1年生くらいから
思い返せば7歳の頃からの頭痛の記憶があります。
お昼で学校が終わって、シャワーしてのんびりだらだらしよう〜とソファに転がっていると、ずっきんずっきん。
冷や汗を描くレベルの頭痛で、寝転がって痛いよう〜と唸ってる間に寝落ち。気づけば夜。あれー?みたいな。
マシだった部活時代
それが、中学生になり、バスケットボールをはじめてからは落ち着きました。
部員が少なく、ほぼほぼオールコートを走り回っているような部活内容だったので、大阪城1週全力で走ってもなんともないという化け物じみた体力がついてまして、血管が強くなっていたのか、この頃の頭痛の記憶はあまりありません。体調不良すらなかったような・・
でも頑張りすぎて疲労骨折(しかも折れずに曲がるという)しちゃったんですけどね\(^o^)/
悪化した大学院時代
それでも時々頭痛はあり、片頭痛とは知らなかったもので、ロキソニンとお友達になりながら、ぼんやりと大人になり、大学院に入学してからがひどかった。
めっちゃめちゃ忙しく、日々ストレスも半端なく、毎日頭痛い。やばい。ということで初めて頭痛で近所の内科にいきます。
そこから、生理痛以外でのロキソニンを禁止されて予防薬とトリプタン系の片頭痛薬とのおつきあいがはじまるのです。
緊張性?片頭痛?
さて、頭痛には種類があります。
昔読んだ資料では、肩こりからくるのは緊張性頭痛と断言してた気がします。
が、上に引用したように片頭痛も肩こりがでます。
わたしは両方と診断されたりもしましたが、両者なかなか曖昧ではないでしょうか?
一番怖いのは群発性頭痛ですが、このブログでは言及をさけます。
治療と予防薬
いろいろためしました。いろいろ。
予防薬
近所の内科で血圧を下げる薬
ここで、はじめて片頭痛とんぷくアマージとマクサルトを処方され、さらにミグシスという血圧を下げる薬を予防薬として処方されました。
アマージは効きましたが、ミグシスはあんまり効果を感じず、やめました。
当時、ストレスが半端なく、蕁麻疹がでまくる症状もでてたので、他に薬も飲んでおり、ミグシスはすぐにやめました。
漢方内科でいろいろ
漢方内科では、舌を診察したりされまして、いろん漢方薬を処方されていました。
とんぷくでアマージもだしてくれてましたよ。
その頃飲んでいたのは、川きゅう茶調散、あとは名前を忘れたんですが、すごいシナモンの香りの漢方と、生姜の香りの漢方でした。
お湯で溶かして飲むんですが、川きゅう茶調散はお茶に溶かして飲むように言われまして、飲んでましたね。
ストレス値マックスのためか、あまりよくならず。。
一応、京都にいた間はかよってましたが、悪くなってはなかったのかもしれませんし、効果はよくわかりません。
頭痛外来でいろいろ
大阪に帰ってきてからは、頭痛外来を調べて通いはじめました。
上記にのべた薬も申告した上で、はじめた予防薬はセレニカ。もとはてんかんのお薬です。
これが数ヶ月頑張ったんですが、とにかく胃が重い。吐き気がする。そして頭痛もそんな改善しない。
血液検査は問題なかったのですが、頭痛以外の体調不良がある、ということでやめました。
ずっと背中も重かったんですよう。
結論からいうとこれが体にあってました。
頭痛の回数が減りました。
ただし激マズなんですよね。
グレープフルーツの苦味を凝縮したような味なんですが、これが不思議なことに、片頭痛おこしているときに飲むと、甘味を感じる上にそんなにまずく感じないのです。
これを医師に伝えたところ、「体にあってる漢方はおいしく感じるらしい」と言われました。
また呉茱萸湯のすごいところは、とんぷく的にも効果があるということ。
頭痛がおきるかも、しんどいかもというときや、とんぷく切らしたときに頭痛をかんじたときに飲むと、とんぷくを飲まずとも改善することがあります。
*個人的な効果感想です。万人に効果があるわけではありません。
ただ絶対におすすめするのはお湯で溶かして飲むことです。
水で流しいれて飲むのと、お湯で溶かして飲むのでは、効果に大きな差があります。
最初効いてたはずの漢方が効かなくなったような気がしたときに、薬剤師の友人に相談したんです。
「漢方はお湯で溶かして、ちょっとずつゆっくり飲むのが正しい飲み方やで」
あんなくそまずい呉茱萸湯をお湯で!?死んでしまう!と思ったんですが、体に合うと不思議、飲めるものです。
ここで私の飲み方を紹介!
マグカップに呉茱萸湯をいれ、あっつあっつの熱湯を半分くらいまで注ぎ、お箸などでぐるぐるしっかり溶かします。
せっかちな猫舌関西人なので、氷を2ついれ、しっかり混ぜ溶かします。
マグカップの上1センチにせまるくらいまで水で薄めてよく混ぜます。
ごくごく飲みます。
飲むタイミングは食間なんですが、これってなかなか難しいんですよね。
朝、メイクしながら、昼過ぎ小腹が空いた頃、夜寝る前の三回飲んでます。
朝の、食後のコーヒーにとってかわれるパンチ力テイストをもった漢方ですよ呉茱萸湯。
いくら体に合うからといっても、小さな紙コップ程度の薄さでは、不味くてとてものめません。
予防薬で呉茱萸湯に限らず、漢方を飲まれている方は、ぜひお湯で、マグカップでしっかり溶かして飲んでみてくださいね。
せっかちでも猫舌でもないあなたは、ゆっくりじっくり!w
五苓散はシナモンの味でなかなかおいしいですw
とんぷく
ロキソニンやバファリンはだめ
私が頭痛で、病院を受診したきっかけは、ロキソニンが効かない頭痛が増えたからです。
今もトリプタン系がきれたときに、たまにロキソニンをのみますが、効くときと効かないときがあります。
効かないのは片頭痛だからですよー。
あとは、ロキソニンやらを頻繁にのむと、薬物乱用頭痛というのを起こすらしいです。
まぁ一番の理由は、やっぱり効かないってことですねぇ。
マクサルトとアマージ
どちらも効きます。でも水無しでも飲める、という点でマクサルトに軍配!
いずれも薬価はひとつ900〜1000円。健康保険だと、コーヒー1杯分くらいでしょうか。。
マクサルトは水無しでも飲めるんですが、ものすごい歯磨き粉の味で飲みにくいです。舌で溶かしたくないw
そして、どこのサイトで見たのかわかりませんが、水と飲んだ方が効くという結果もあるらしく、まじかよ・・・まじかよ・・ってなりましたw
が、電車の中とか飲み物持ってないときは非常に便利です。
頭痛を感じたら速攻飲むのが大事!
薬が効くと、多量の頻尿になりますw
頭痛のときは浮腫む私だけでしょうかww
むくみが一気に膀胱にながれこむかんじです。
とんぷくが効かないヤバい頭痛のとき
一度だけ、大学院時代にひどいのがありました。
思い返せば、救急車呼べばよかったというレベルの頭痛でした。
なんで我慢したんでしょうか・・痛みになれるとは恐ろしいものです。
近くのかかりつけの内科や、頭痛外来で頭痛止めの点滴打ってもらえるか確認して、さっさと行きましょう。
いざというときは救急車よびましょう。
痛みは我慢してもしんどいだけです。さっさととんぷくを飲む、痛みを我慢することに慣れない!
頭痛日記や便利アプリ
頭痛の治療で必要なのは、記録です。
いつどんなときに頭痛がでてるのか、記録し、把握することで、頭痛に対する気構えができ、予防薬やとんぷくが効いているのかがわかります。
私は病院でもらった大きめのシートに手書きで、書いてました。
製薬会社などがだしてる手帳型の無料冊子もあるようです。
日本頭痛学会ではPDFで配布してます。http://www.jhsnet.org/dr_medical_diary.html
わたしの手書きはこんなかんじ。真面目に書いた方ですw
途中からは頭痛っぽいものがあった日だけ書いてました。
あとはジブン手帳のガントチャートページに基礎体温などと共に記録してみたり。
結局のところは、「瞬間日記」におちついてます。
スマホを離さないタイプなのでw
頭痛の気配を感じたら日記、マクサルトをのんだら日記、治ったら日記、といった風にどんどん適当に書いていきます。
それをあとから紙ベースに吐き出してもいいですね。
瞬間日記サイト(アプリDLもこちらから)
そして、さらにさらにお勧めしたいのが「頭痛ーる」
天気病ってご存知ですか?
天気の変化でいろいろ体に不調が起きちゃうやつです。
頭痛ーるは、地域別気圧の変化を教えてくれるアプリ。
頭痛の記録に合わせてみるとあら不思議。下がるとき、上がるときに大きく影響をうけることがわかります。
予測もしてくれるので、備えやすいです。
頭痛ーるサイト(アプリDLもこちらから)
一生付き合っていくお友達
小学校から発生してるなら、もう一生付き合っていくしかありません。
でも規則正しい生活や、ストレスをなるべく減らす。休みの日もだらだらしない。
漢方をのむ。はやめにとんぷくを飲む、などでかなりコントロールできます。
実際ストレスが減ってくると症状が落ち着きますし、忙しくなったりすると悪化します。
緊張が緩んだ瞬間のフィーバーはすごいので、自分でいい塩梅のストレスをかけるようにします。
体質的なものもあると思うので、根本治療は望めませんが、とんぷくを飲む回数が減れば上々です。
自分をほめてあげましょう。そうやって一生付きあっていこうと思っています。
あ、カフェインを多く含む飲み物は片頭痛にききますよ。
コーラとかコーラとかコーラとかコーヒーとか、抹茶とか。
痛み、苦しむを耐えるなんて一番損です。
我慢しないで、お薬をのんで楽になりましょう。
他の人は苦しんでないんだからね!!
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