藤原竜也・山本裕典初共演「鱈々」みてきました

藤原竜也・山本裕典初共演「鱈々」みてきました



着物でなくてすいません!

2016年11月15日の大阪 新歌舞伎座13時からの「鱈々」みてきました!

とっても素敵だったので、感想をわーっと吐き出します。ネタバレ注意

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あらすじとしては、倉庫でトラックから荷を下ろし、倉庫で保管し、またトラックに積み込む。そんな倉庫番を長いことしているふたりの青年に、35歳にしてやっと転換期が訪れる話です。

正確に、丁寧に、間違いなく、箱を下ろして、運んで、積み上げ、また運んで・・という正確な仕事が素晴らしく、ふたりで過ごす倉庫での仕事と生活が気に入ってるオカンのような青年を藤原竜也が演じ、

ちょっとおばかさんで、オカンのような藤原竜也に感謝しつつも、鬱陶しさを覚え、倉庫の単調な仕事にも飽き飽きして倉庫仕事から抜け出したいと思っている青年を山本裕典が演じています。

それに山本裕典の演じる青年の恋人役、その恋人の父親と4人だけのお芝居です。時間は2時間弱ほど。

 

 

なんと今回がんばって1列目をとったんです。

まぁ!

まぁまぁ!

目の前で山本裕典が伏せて胸チラ!

目の前で山本裕典がタンクトップをまくりあげてタオルで体を拭いた瞬間に腹チラ。

のぞく腹筋!きれいな縦のライン!!!!

そしてそして!目前で!山本裕典が2回もズボンを生着替え!!!!!

鼻血噴出すかとおもいました。

目の前のベッドで山本裕典が目を閉じて寝ているんですけど、美しすぎて!お顔が!美しすぎて!!!

直視できませんでした。

手で顔を隠して、でも指の隙間からちらちらみてしまうあの感じですよ。

すごかった・・・

 

演技も素晴らしかったです。ドキドキシーンはありつつも、山本裕典はコミカルにキレッキレに動くし、表情も豊かだし、ちょいちょい漏れ出す色気を感知しない限りは、ちょっとおばかさんな三枚目にしか見えませんでしたし、藤原竜也はオカンにしか見えませんでした。最前列だからこそ、細やかな役者さんの動き、目線まで追えるわけですが、観客などいない、その世界がしっかり広がっていて、人の人生を覗き込んでいるかのような、ちょっとイケナイコトをしているような気持ちになりました。

ただ、気になったのは、タイトルの鱈。韓国ではメジャーなのでしょうか?

スープのお出汁?具として乾物が出るわけです。中盤で。

鍋引っ張り出して、鱈の乾物と水と唐辛子ぶち込んで煮て、というシーンは、見慣れなさすぎて…

入り込んでた物語から急に現実に引きもどされた感じ。

最後に倉庫にひとりのこされた藤原竜也が、お餞別に渡された乾物鱈の頭に語りかけているんですけど、ただただ面白すぎて、感情移入なんて出来なかった…

でも斜め後ろからすすり泣く声が聞こえてエーーーーーーーーーーってなりました。

乾物の鱈に真剣に演技する藤原竜也はすごいと思いましたよ。ほんと。

じゃぁでっかい煮干しに置き換えてみたんですけど、「口ぽっかり開いてさぁ」って(ちょっとうろ覚え)藤原竜也が鱈に語りかけてるシーン思い出しちゃってやっぱり笑えました。まだぬいぐるみのほうがよかった。

終わり方てきには、救いのないかんじの重暗いお話でしたが、藤原竜也の真剣な演技が、笑いをこらえきれないオカン度合いでおもしろかったです。